ILLUSTRATION GALLERY 〜RAIL MAGAZINE誌掲載のイラストたち vol.2(2006年1月〜12月制作)

画像のサムネイルをクリックするとXGA(1024×768pixel)サイズの画像が別ウインドウで開きます。

「海を渡る鉄道」 EF30と14系ブルートレイン
ワンポイントリリーフとして地味ながら重要な役割を果たしていたEF30。かつては東京口から多くの列車が関門トンネルを抜けて九州に来ていたものですが、ついに「出雲」も廃止となり、東京口のブルートレインも寂しいものになりました。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2006年5月(#272)号に掲載されました!
 RM誌コメント:門司駅の光景でしょうか。ここは青函トンネルの場合と違って、ホームから列車が顔を出す臨場感が味わえますよね。今はなきEF30、ステンレスの質感がよく表れていると思います。スカートとの微妙な色の違いも秀逸!
「踏切のある風景」 筑豊電気鉄道2000型、2100型
筑豊電気鉄道萩原電停の遮断機のない踏切です。昔は子供の足でも近く、もっとも身近な鉄道であり、飽きもせずに電車たちを眺めていたことが思い出されます。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2006年6月(#273)号に掲載されました!
 RM誌コメント:素敵なエピソードですね。私も幼い頃は、親に連れられて踏切を行き来する列車に目を奪われていました。
「ターミナル駅」 ED76と14系ブルートレイン
さだまさしシリーズ第二弾で、「驛舎」という歌がモチーフになっています。ここは長崎駅、都会での夢破れてふるさとの帰ってくる彼女を何もなかったように迎える彼、寝台列車の到着したホームをふるさと訛りのアナウンスが包み込む…そんなシチュエーションです。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2006年7月(#274)号に掲載されました!
 RM誌コメント:なんて泣けるシーンなんだ!彼女の表情がこのシチュエーションを物語っていますね。そしてその場にマッチするのはやはり寝台列車!
「雨の風景」 長崎電気軌道500型
長崎の記念写真の定番、オランダ坂の途中から見下ろした風景です。長崎といえば雨、といったイメージを持たれがちですが、それほど「雨の町」といった印象はありません。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2006年8月(#275)号に掲載されました!
 RM誌コメント:今月は路面電車を描いた作品が多く見られましたが、坂から見下ろす絵もご当地ならでは!
「スイッチバック」 キハ58系
長崎本線(旧線)の本川内駅。懐かしい国鉄急行色のキハ58系が本線をゆっくりと通過し、これから乗客の待つホームへ進入しようとしています。以下に動体ブレを表現するか腐心しました。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2006年9月(#276)号に掲載されました!
 RM誌コメント:ブレの表現が秀逸!駅に佇む女性との対比で、より一層印象的になっています。山深い雰囲気もよく伝わってきますね。
「わが青春の名列車」 C571と12系700番台
「SLやまぐち号」最大の難所、田代トンネルを抜けてもうすぐサミットという地点です。近くで育ったこともあり、足繁く山口線詣でを繰り返しました。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2006年10月(#277)号に掲載されました!
 RM誌コメント:久しぶりの本州進出となった787.TSUBAMEさん、今回も絶好調ですね。秋の設定ということですが、やさしい木々の香りが漂っています。勾配の具合や煙の立体感もバツグン!
「L特急」 787系
八代以南まで787系が走っていたころの姿を描きました。当時の「つばめ」は日本で唯一、食堂営業をしていた昼行特急で、流れる車窓を眺めながら飲むコーヒーは格別なものがありました。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2006年11月(#278)号に掲載されました!
 RM誌コメント:列車の外と内からの情景を一枚にまとめることで、旅情が倍増していますね。不知火海の急カーブもいい味出しています。夕日に調和したさざ波とジョイント音が心地よい。
「単行列車」 クモハ42001
1“孤高の単行”小野田線本山支線のクモハ42001。西日を受けて長門本山に向けて走るイメージです。数回にわたって撮影に行きましたが、現役最後の日に立ち会うことはかないませんでした。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2006年12月(#279)号に掲載されました!←祝、20号連続掲載!
 RM誌コメント:「孤高」、クモハ42にはこの言葉がよく似合います。やはり横顔が美しい。
※作注〜「長門本山」でなく「雀田」です。多分、私がコメントに間違えて記入したのでしょう。

「待避線」 783系「ハイパーかもめ」と883系「白いかもめ」
長崎本線のボトルネックである肥前山口以西で毎日幾度となく繰り返される離合箇所の代表格です。画面右側には有明海、そして彼方には雲仙普賢岳を望むという風光明媚な場所です。新旧の対比ということで、この2形式をチョイスしました。これでJR九州の電車特急は制覇したことになると思います。

ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2007年1月(#280)号に掲載されました!
 RM誌コメント:いわゆる「お立ち台」ですね。885系の丸いフォルムがアウトカーブで存在感を出しています。思い起こせば、783系も登場当時から比べると大きな変遷を遂げてきましたねぇ。

「通勤電車」 長崎電気軌道370型
毎度おなじみの長崎電気軌道です。イラストは、自動車から見える長崎電気軌道の北のターミナル、赤迫電停を描いてみました。低運賃と定時運行が売りの路面電車に乗り換えるお客さんで停留所は毎朝、大混雑です。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2007年2月(#281)号に掲載されました!
 RM誌コメント:路面電車で通勤通学って、和やかなムードでいいですネ。併用軌道のためラッシュ時はクルマでごった返しますが、謙譲の美徳を秘めるがごとき路面電車、立派です!

「信号のある風景」 長崎電気軌道168号と3000型
長崎市最大の繁華街・浜町の最寄り電停である西浜町電停の3方向分岐点を行き交う3000型と明治44年生まれの168号。市内きっての交通の要衝で現役最古と最新の電車がコラボレーションです。こうして描いてみると、明治の電車のいかに手の込んでいることか!繊細で温かみがあって、実に人間的です。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2007年3月(#282)号に掲載されました!
 RM誌コメント:人間的、とはすばらしい表現ですね。単に動いている、というより生きているといった印象なのでしょう。繁華街らしい背景との遠近感も巧みに演出されていますね!

「形式『E』」 EF58型電気機関車61号機
ロクイチは、国内現役の鉄道車両で最も美しいと思います。イラストの参考としたのは、二十数年前に山陽本線小郡駅(現新山口駅)に疎開留置されていた元宮原区のEF58100号機です。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2007年4月(#283)号に掲載されました!←祝、連続掲載2周年!
 RM誌コメント:美しい、間違いないでしょう。これほど広く愛されるカマはそうそうおりまへん。アングルも申し分なし!

RAIL MAGAZINE誌掲載のイラストたち vol.3を見る

ILLUSTRATION GALLERYトップへもどる

inserted by FC2 system