ILLUSTRATION GALLERY 〜RAIL MAGAZINE誌掲載のイラストたち vol.5(2009年1月〜12月制作)

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「思わず応援!」 ED76型電気機関車
九州ブルトレの牽引機、ED76形電気機関車の門司機関区での出区前、「はやぶさ」のお椀型ヘッドマークと「富士」の富士山型ヘッドマークも誇らしげにたたずむ2両を、キャブのアップで描きました。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2009年4月(#307)号に掲載されました!
 RM誌コメント:ついに終焉。来月は大いに盛り上がることでしょうね。最近イラストにおねえさん少ないな〜(寂)。
「1970年代デビュー」 14系寝台客車
旧品川運転区で翼を休める14系寝台車です。14系の車齢は40年近くになります。これは、かつての旧型客車末期の、彼女らの車齢に匹敵するのではないでしょうか。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2009年5月(#308)号に掲載されました!
 RM誌コメント:抽選でもれなくエンジンの真上の寝台が当たりますって、もうあの音を子守唄にできなくなると思うと寂しいものですな。

「別れの時…春はもうすぐ」 EF5861号機、EF551号機、九州ブルトレ、名鉄パノラマカー、そして0系新幹線
この半年間で、数多くのスター達が銀色の鉄路から去っていきました。皆、激動の昭和を駆け抜けてきた名車であり、名列車です。そんなスター達の事を思うと、居ても立っても居られなくなりました。名優達のポートレートです。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2009年6月(#309)号に掲載されました!
 RM誌コメント:「富士・はやぶさ」フィーバーの陰で、実はこんなに名車が姿を消していたわけですね。ひと時代終わった感じがします…。西ムコ的にはそろそろおねえさんのポートレートを…(何気にファンになってるし…サンタがよかった)。
 ※編注:「サンタ」って、「サンタ・ガール ver.2008」っすか?

「お泊りは車輌基地で」 西日本鉄道北方線323型、330型
西鉄北九州線の支線とも言うべき北方線の北方車庫です。西鉄北方線は、1906(明治39)年に小倉軌道という馬車鉄道で開業し、後に小倉電気軌道、九州電気軌道を経て西日本鉄道に併合されたという歴史を持っている路面電車です。1980(昭和55)年11月の廃止後に取り壊されて、跡地は現在、ショッピングセンターとなっています。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2009年7月(#310)号に掲載されました!
 RM誌コメント:右端にいるのはバスのようなモノコックボディの馬面電車ですな〜。

「駅で見かけたエトセトラ」 キハ82系 国鉄型特急気動車
かつては幹線やローカル線を問わず、単線区間では必ず見ることができたタブレットも、列車集中制御の浸透でほとんど見かけることができなくなりました。停車列車は乗務員と駅員の間を手渡しでの交換となりますが、通過列車はそうはいきません。そんな豪快なタブレット交換のひとコマを描きました。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2009年8月(#311)号に掲載されました!
 RM誌コメント:決してリクエストはしてませんぞ!(←しただろとか言わないの!) 何だか今月からおねえさん入りイラストの投稿が増えているのも…知らない知らない。列車の進行方向とタブレットの関係とスカートのなびく風の方向についても…知らない知らない。
 ※いやぁ、完成した後でおかしいとは気が付いていました。どうも方向に一貫性がないんです!分かっちゃいたけど、描きかえる時間がありませんでした、わっはっはっ(笑って誤魔化す←爆!

「自由投稿」 日本国有鉄道 特別急行「つばめ」とJR九州 787系「つばめ」
描いたのは、「つばめレディ」と「つばめガール」です。つばめレディは、いわれずと知れたJR九州の客室乗務員の通称です。そしてつばめガールは、戦後復活した東京〜大阪間の客車特急「つばめ」の女性乗務員です。現在のつばめレディの大先輩に当たります。イラストは、そんな二人を仲良く描いてみました。そして、二人の背景に青大将色のマイテ49とオリジナルカラーの787系電車を配し、ポスター風に仕上げてみました。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2009年9月(#312)号に掲載されました!
 RM誌コメント:客室乗務員の制服を着たおねえさんがいる喫茶店が駅に併設されりゃ流行るんじゃないかな〜。でもメイド喫茶ぢゃないよ、本業さんでね。

「ベンチレーター、整列!」 50系客車
最後の一般型客車、50系。屋根上にずらりと並んだベンチレーター、室内では「JNR」マークも懐かしい扇風機が生ぬるい空気をかき混ぜています。夏場は当然、窓全開です。イラストのテーマが「ベンチレーター」ですので歩道橋から見下ろしてみました。夏ですからね、歩道橋に佇む女の子は涼しげなTシャツに、これまた涼しげなミニスカートです。なぜここに彼女が佇んでいるのか、突っ込まないでください…。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2009年10月(#313)号に掲載されました!
 RM誌コメント:まるで電車のようなスマートな車体の50系客車。この女の子には「電車」に見えちゃうんでしょうね、きっと。ところでなぜここに…(ウソウソ)。50系で擬人化は無理か、さすがに…。

「SEMI-EXPRESS〜準急列車」 キハ55系 国鉄型特急気動車
キハ55系の準急「ひかり」です。戦後の復興期である1958(昭和33)年から走り出した臨時急行をルーツに持つ「ひかり」は、博多と門司港から日豊本線大分を経由して熊本まで結ぶ九州初のDC準急として運転され、中でも文字と博多の間は特急「かもめ」より早く走っていたと伝えられています。その俊足振りからか、後に東海道新幹線の超特急「ひかり」に名前を譲った日本一の出世列車としても有名です。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2009年11月(#314)号に掲載されました!
 RM誌コメント:「ひかり」という名前の列車は満鉄からあったそうな。急行や特急には似合いそうだが、準急で「ひかり」というのも名前負けしているような、「光回線完備」とか書いてありながら「これホントに光かよ!」って遅さのビジネスホテルの回線のような…。準急「ひかり」はのちに準急「ひまわり」に改称したそうです。
 ※はい、準急「ひかり」ですが、新幹線に名前を譲ってから運転系統を分断され、「ひまわり」と「にちりん」に名前を変えました。運転系統もはしょって書きましたが、その変遷は複雑怪奇に渡ります。詳しい運転区間の変遷は、ウィキペディアの「準急ひかり」の項を参照ください。

「朝と夜」 DE10型ディーゼル機関車と50系客車
朝日に輝く香春岳と朝霧、対照的なあさぼらけの中に沈む田川線を進む一番列車を描きました。闇を照らすヘッドライトと誰も乗っていない客室に煌々と灯る室内灯、ワンポイントは旧柿下信号所構内の腕木式信号の赤い灯りです。金色の香春岳、あさぼらけの蒼い色、室内灯の緑かぶりした色…、えっ、掲載は白黒!失礼いたしました。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2009年12月(#315)号に掲載されました!
 RM誌コメント:カラーをご希望でしたら線画にして「塗り絵」にする手もありまっせ…(ウソウソ)。でもイラストはやっぱカラーで紹介したいですね。
 ※…、ということで、ウェブではカラーでの掲載です。以前、pixivで「雑誌掲載の白黒と、印象が変わりますね」とコメントいただいたことがあります。

「思い出の鉄道旅行」 ED76型電気機関車とオリエント急行
描いたのは、「オリエント急行'88」です。ご多分に漏れず、私も追っかけをしたひとりです。就職して初めての冬のボーナスを貰った12月、「そうだ、京都に行ってオリエント急行を撮ろう」と思いつくまま「あかつき」に飛び乗って山崎まで行き、オリエント急行を迎えたのは、今となっては若気の至りともいえるいい思い出です。描いたロケーションは鹿児島本線田原坂付近です。西南戦争における緒戦の舞台となった田原坂古戦場から程近いこの場所ですが、すわものどもが夢の後、今では典型的な日本の田舎の風景です。もちろん、ここにもオリエント急行を追いかけていきました。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2010年1月(#316)号に掲載されました!
 RM誌コメント:懐かしいですな〜。もう20年も前の出来事なんですよね。西ムコは品川駅での車両展示を見に行きました。「写るんです」でパシャ(ジジジジジ)パシャ(ジジジジジ)…。そのネガはどこへ行ってしまったのだろう…。



「夢の競演」二題 C62型蒸気機関車とE26系「カシオペア」、24系「北斗星」
描いたのは、C62の重連が牽引する寝台特急二題です。メインはカシオペア、サブは北斗星になります。当代きっての豪華寝台特急に“スワローエンゼル”こと梅小路のC62 2号機と“SLニセコ”で名を馳せた小樽築港のC62 3号機の組み合わせは、まさにファンにとって「夢の競演」に他ならないと思います。車輌自体も現存していますので、万が一にでも運転されれば、全国から多くの人たちが押し寄せてくること間違いないでしょう。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2010年2月(#317)号に掲載されました!
 RM誌コメント:どちらか選択式のイラストでしたが、題材が面白いので2コマ採用ですっ(マンガ道場の富永一郎先生の名ゼリフ「2コマ!」をふと思い出す…古いね)!そりゃ〜実現すれば全国からファンが押し寄せることでしょう。是非実現してほしいです!
  ※オマケです。一昔以上前、小樽築港のC62 3号機がSL「ニセコ」を牽いていた頃に描いたイラストです。当時はスクラッチ手法によるペン画で、彩色はしていませんでした。「旧作」といえる部類なのですが、イラストの手法そのものは、今と大差ありません。しかし、こうやって日本最大の蒸気機関車であるC62が3つも並ぶと、壮観ですなぁ!

「迎春!お正月と鉄道」 西日本鉄道 5000系普通電車「初詣号」
西鉄のターミナル、福岡天神駅で発車を待つ5000系「初詣号」を描きました。「初詣号」とはいうものの、ヘッドマーク以外の装飾が施されるわけでもなく、しかも車輌も特急用の8000系ではなく、良くて元特急車の2000系、でなければ一般型電車です。そんな“普段着な”臨時列車に、正月らしく振袖姿の女の子をあしらいました。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2010年3月(#318)号に掲載されました!
 RM誌コメント:振り袖姿で初詣!そんなかわいらしい彼女って憧れるな〜。それにひきかえウチのときたら新年早々初売りセールでブツブツ…。

自由投稿(いや、宿題?) DD51と50系客車
「最後の一般型客車、50系。屋根上にずらりと並んだベンチレーター、室内では「JNR」マークも懐かしい扇風機が生ぬるい空気をかき混ぜています。夏場は当然、窓全開です…」と、「ベンチレーター」のお題で50系客車のイラストを掲載いただいたのは、2009年10月(#313)号でした。その時に担当:西ムコさんからいただいたコメント「50系で擬人化は無理か、さすがに…」は、やっぱり私への宿題だったのでしょうか?
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2010年3月(#318)号に掲載されました!2ヶ月連続、2点掲載だぁ!!
 RM誌コメント:あっ、リクエストの50系おねえさんが同封されているぞ。そうか、客車は単色だから結構自然な感じだけど、もしかして標記はスリーサイズ!?
※…んなワケないですが、改めてカラーコーディネート見てみると、なんか2010年1月(#316)号掲載のしろへびっちさんの「れっど・さんた」とタメを張れるぐらい、配色がクリスマスっぽく見えてしまうのは私だけでしょうか?サンタ娘でもいけます、ね!

「車内探訪」 長崎電気軌道 200型路面電車
長崎電気軌道の大きくて立派なマスターコントローラーが陣取っている運転台と信号停車中の電車の前を横切っている「長崎くんち」の龍踊り(じゃおどり)です。イラストは、龍を担ぐ“踊り手”やたくさんの見物人を配して、賑やかな雰囲気にしてみました。信号待ちをしている運転手さんは女性ですが、長崎電軌に女性運転手さんがいるのか、長崎を離れて2年以上経った今となっては定かではありません。
ネコパブリッシングの「レイルマガジン」誌2010年4月(#319)号に掲載されました!
 RM誌コメント:か細い腕で重いマスコンを操作する女性運転士って、見た目とは違ってなんだかたくましいですよね。でも、そのギャップが好き!そういや大連市電に乗ったときも化粧したお姉さんでした。乗客と区別が付かなかった…。

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