ILLUSTRATION GALLERY 〜RAIL MAGAZINE誌掲載のイラストたち vol.6(2010年1月〜12月制作)
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※このイラストで、レイルマガジン誌への投稿開始5周年を迎えました。5年前の初心に帰るつもりで、初投稿作「惜別!あさかぜ」と同じく20系ブルトレを描きました。連続投稿、どこまで続くかわかりませんが、今後ともよろしくお願いします。
高速鉄道ということで、南満州鉄道の特急「あじあ」号のパシナと陸蒸気です。 「あじあ」号は1934(昭和9)年から1943年まで、大連とハルビンの間、約950キロで運行されていました。表定速度は82.5km/hで、当時我が国最速だった特急「燕」の表定速度69.55km/hを大きく凌ぐ早さでした。
日本初の鉄道として1872(明治5)年に新橋と横浜の間で開業した陸蒸気の表定速度は32.83km/hで、これも当時としては我が国最速の乗り物でした。
・鹿児島本線の折尾駅本屋です。駅周辺の再開発により、まもなく解体されてしまいますが、主要部分のみ移築復元される予定です。二代目となる現駅舎は、1917(大正6)年7月10日落成とのこと。由緒ある現役木造駅舎が、またひとつ消えようとしています。
・続いて鹿児島本線の起点となる門司港駅です。1914(大正3)年1月に建築された木造駅舎で、ネオ・ルネッサンス様式と呼ばれる左右対称の外観デザインが特徴です。関門トンネルが開通するまで九州の玄関口でしたが、今も北九州観光の拠点である「門司港レトロ地区」の玄関口として活躍しています。
・1点目のテーマは、「思い出の駅舎〜三角屋根の長崎駅」です。原爆によって焼失した長崎駅、その2代目駅舎に代わって1949年に建造された3代目の駅舎は、緑色の三角屋根とステンドグラスがランドマークとなっていた南国ムード溢れる名駅舎でしたが、1998年に老朽化と再開発のため惜しまれつつ取り壊されてしまいました。
・続いて「2010年話題の車両〜西鉄から消えた車両」ということで、西鉄2000系と解散した西日本車体工業の最終製造車6265号車です。1973(昭和48)年にデビューした2000形はデビューから37年、後進に道を譲る形で2010年10月17日に最終運用を行い、同日に筑紫車両基地にて開催された「にしてつ電車まつり」で展示され、多くのファンに温かく看取られたということです。また、10月末に解散した西鉄直系のバス製造子会社である"西工"こと西日本車体工業、その最終製造車両の出荷が行われたのは8月24日。「96MC」と呼ばれる一般路線仕様の最終車両は、西鉄バス壱岐営業所に納車され、今日も福岡市内を走り回っています。
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